ハウルの動く城は、ジブリの中でも難しめの映画のような気がします。原作と映画は敢えて宮崎駿さんの考えでストーリーはほぼ変わらないものの、いろんなところで違うポイントがあるのです。
ジブリだけを見ていてもスッキリしない人は原作を見てみたほうが納得度は上がります!
ただ、このジブリだけの物語でさえも伏線が張られている所がたくさんあります。ジブリ映画の中で一番伏線のあるストーリーかもしれません。アンテナを張って見ている人は繋がってスッキリするひともいるものの、ただ見ていると「なんで?」と思ってしまうシーンが多くなってしまう映画かもしれませんね。
この記事では、
- 『ハウルの動く城』探したよの意味について
- 『ハウルの動く城』指輪の伏線についてと光る意味
- 『ハウルの動く城』映画と原作の違いについて!
等を紹介していきますので、ハウルを見る前にこの記事を見ていただくことで理解度が高まること間違いなしです!
『ハウルの動く城』探したよの意味について
ハウルの動く城で一番最初から「?」となったシーンありませんでしたか?
ハウルとソフィーが出会った時、お互い初対面のはずなのに、ハウルは「探したよ!」と言ったのです。
おかしいな・・と思いますが、このシーン的にはナンパを助ける感じで言ったのかな?という感覚でしたが実は伏線があったのです!
その伏線について説明していきますね!
伏線が張られたシーンについて
兵士にナンパされていたソフィーに初対面であるハウルが放った出会いの一言は、
「やぁやぁごめんごめん、探したよ」でした。
そのまま見ると、ナンパから救うために知り合いの振りをした!というシーンに解釈するのですが、実はそんな軽いものではなく、深い意味があったんです。
この2人の出会いは偶然ではなく必然であり、ハウルとソフィーはすでに小さい頃に会っていたのです。
伏線を回収するシーンについて
2人の出会いが偶然ではないということの証拠は、物語の後半で出てくるのです。
そのシーンで、指輪が光り、ハウルの過去にソフィーがワープしましたよね?
その時に
「ハウルー、カルシファー!あたしはソフィー!待ってて、あたしきっと行くから!未来で待ってて!」
と言っていたのです。
だからハウルはずっと待っていたというのが回収の場面でした!
『ハウルの動く城』指輪の伏線についてと光る意味
ハウルの動く城で大きなキーになるのは「指輪」ですよね。
指輪が光る時があるのですが、光る意味は何なのか気になりますよね。
これは前項の話でいくと、「ソフィーを見つけた」と言うことを現して指輪が赤色に光りました。
ソフィーがタイムスリップして少年ハウルの元に行ったのも、指輪が案内してくれたからで、カルシファーのところに連れて行ってくれるものでもあったので、導かれるという点が指輪の意味合いでしょう。
ですので、本当の意味でハウルとソフィーをめぐり合わせるための指輪だったのだろうと思います。
皆さん知っているでしょうか。
— さとこんこん🦊 (@eQ1hOB0WFRC86Nk) August 10, 2018
ハウルがソフィと初めて映画の中で会うとき、「ごめんごめん、探したよ。」とソフィの肩に置いたその手の指輪が光っていることを…
あれはソフィをカルシファーが光で示したのですよ…
つまり、ソフィが過去に行った時あの日の夜からハウルはソフィを探していたのです! pic.twitter.com/oFc3ACmXcf
『ハウルの動く城』映画と原作の違いについて!
ハウルの動く城は映画と原作でストーリはほぼ同じですが、設定やいろんな細かいところが違います。原作はもっと細かいと言えるでしょう。
宮崎駿監督はインタビューで、「説明するための映画は作らないと決めた」と言っているので敢えて詳しい説明を省いたのが映画になっているのです。そのためわからない部分が多くなるのかもしれませんね。
ちなみに細かいところの違いなどは以下になります。
- 映画と原作では「城」が違う
- ハウルは原作ではプレイボーイ
- サリマン は原作では男
- 原作で戦争は出てこない
- 家族構成が違う
こうなると原作も読んでみたいですよね。
ハウルの動く城については以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!
まとめ
ハウルの動く城には伏線が多く張られていて、アンテナを張っていないと途中で頭が「?」になることが多いのです。
しかし、この映画では「指輪」というものがキーだということ、「ハウルとソフィーは以前から出会っていた」ということが大きなポイントになっています。
3度くらい見返して、さらに原作を何度も見て理解してやっと素敵な作品と気づくのかもしれないほど深い物語になっていますよ。