大人気シリーズの3作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』
冒頭の処刑シーンで少年が歌い、周りの海賊も一緒に歌いだした歌が重要なキーとなるのですが
この歌の歌詞は?意味は?と疑問に思う人も多いようです。
今回はこの歌の意味や歌詞について詳しく解説していきます。
パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド召集の歌の意味とは?題名は?
映画冒頭で少年が歌いだすと海賊たちがみんな歌いだしたこの歌。
直後にシーンが変わってエリザベスも口ずさみながらボートを漕ぎ、門番に「女が気安く歌うもんじゃない」と言われていましたね。
The king and his men stole the queen from her bed
And bound her in her bones
The seas be ours and by the powers
Where we will,we`ll roam
Yo,ho,haul together
Hoist the colors high
Heave-ho,thieves and beggars
Never shall we die
(Spotify『Hoist the colours』)
『旗を掲げよ』という歌で、9人の海賊の船長を招集するための歌なのだそうです。
英語だと少し意味が伝わりにくいので日本語訳も探してみました。
海賊王と仲間は 海の女神を彼女の寝床からさらって
人の体に閉じ込めた
海は我らののもの 力の限り
さあ、漕ぎ出そう どこまでも
ヨーホー、船乗りたちよ
髑髏(どくろ)印の旗を掲げよう
そ~れ、引け
盗人にならず者
俺たちは 決して死なない
海の女神カリプソにまつわるおとぎ話の歌で、海への畏怖と自分たちへの鼓舞を歌っているようです。
海賊を弾圧すべく暴走したベケット卿は海賊はもちろん、関わるもの全てを女子供関係なく絞首刑に処しました。
命の危機にさらされたポート・ロイヤルの住人は海に助けを求めていたようです。
海の女神カリプソは気まぐれで、海が荒れやすいために
海賊たちに人間の骨に閉じ込められ、人間として生きることを強いられており
カリプソを閉じ込める方法を海賊たちに教えたのはディヴィ・ジョーンズでした。
パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド召集の歌をなぜ歌う必要がある?
9人の海賊長を招集するという掟のあるこの『旗を掲げよ』は
「世界中の海賊が、絶滅の危機にある時」に、伝説の海賊長9人の結集を促すためのものでした。
ベケット卿の暴走で関わりのある市民も手当たり次第に処刑されていたことから、
少年はこの歌を歌い、評議会を促して助けを求めたのではないでしょうか。
この作中の評議会は「第1回」ではなく過去も同様の危機の際に行われたようです。
少なくともそのうち1回は手に負えない海の女神「カリプソ」を人間の体に閉じ込めるために開催されたようです。
評議会は難破船入江で開催され、船長の証が必要ですが、冒頭で少年が持っていた銀貨である必要はありません。
ジャック、バルボッサ、サオ・フェンなどはこの評議会に参加する9人の海賊長のメンバーでした。
ベケットはこの評議会を利用し、海賊たちを一掃しようとしていたようです。
また、カリプソの人間の姿であるティア・ダルマも、自らが人間の体から解放されるためには評議会の開催が必要で、
そのためにバルボッサを蘇生し、ジャックを助けるように要求していました。
この3作目では「評議会」というのが重要なキーワードになっているようです。
「ヨーホー」の意味とは?
ヨーホーは略語で「yo-heave-ho」という船の錨を巻き上げる時などに使われる掛け声で
日本語で言うところの「わっしょい」と同義なのだそうです。
また、カナダでは先住民クリー族の言葉で畏怖を表しているようです。
カナダにあるヨーホー国立公園には畏怖の名にふさわしく、迫力ある滝や氷河、世界屈指の化石層などもあります。
ハイキングの時には挨拶代わりに「ヨーホー!」と陽気な声が聞こえるそうです。
第1作でも「ヨーホーヨーホー海賊暮らし」と歌っていたので
掛け声の他にも挨拶代わりに使う場面もありそうですね。
パイレーツオブカリビアンに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!
まとめ
3作目は、話が複雑に絡みあう難解なストーリーで考察が楽しい作品になっています。
また、前作から張り巡らされる数々の伏線も回収されていたりと何度も繰り返してみることで何度も新しい発見があるのもこの作品の魅力です。
もう何度も見ているという方も、前に見たときに話があまり理解できなかったという方も
今回初めてちゃんと作品を見る方も、是非この記事の内容を頭の片隅に新しい発見を体感してください!