誰しもが一度は憧れる宇宙への旅。
人類で初めて宇宙から地球を見たガガーリンの”地球は青かった”という言葉は本当なのか
是非自分の目で確かめてみたいと思ったことは誰しもあるはず!
そんな宇宙へ3度飛び立った日本人宇宙飛行士野口聡一さん。
2022年6月にJAXAを退職し現在は東大で特任教授をされていたりYouTubeでの発信もされているそうですが
気になるのはどうして宇宙飛行士をやめてしまったのか。
ついでに宇宙飛行士のお給料事情や退職金も気になる!
ということでこれらの疑問をまとめてみました。
野口聡一の年収は?宇宙飛行士の平均年収について
まず気になるのは宇宙飛行士の年収。
宇宙飛行士は研究機関に所属する研究職にあたり、野口さんはアメリカのJAXAの所属。
JAXAは最終学歴に応じて大まかに年収の試算ができるようで、勤続5年だと以下の通りです。
野口さんの最終学歴は修士で1996年~2022年の26年間JAXAに勤続しています。
そんな野口さんの年収は約900万円!
あれ?宇宙飛行士って思ったより年収すくないな?と思いますよね・・・
JAXAはアメリカ中央省庁から独立した「独立行政法人」。
原則として内閣府の公務員に準じた給料が支払われるのでそれほど年収は高くないようです。
ちなみに、宇宙飛行士の所属はアメリカ以外にも中国、ロシアにもあり
宇宙開発に力を入れている中国、ロシアはアメリカよりもやや水準が高いようです。
野口聡一の退職金はいくら?

退職金についても年収同様、公務員に準しているので大まかに推測ができます。
残念ながら野口さん自身が公表しているわけではないので詳しくは不明です。
野口聡一はなぜ辞めたのか(退職)?理由は?
野口さんはJAXA退職の理由として会見にて
3回目の宇宙飛行を終えて、
後輩の宇宙飛行士に道を譲りたいと考えるようになった
と答えています。
実際、退職前の2021年には東京大学先端科学技術研究センターの特任教授に就任し
日本大学理工学部でも特任教授として後続の育成にあたっています。
民間の立場で宇宙開発を盛り上げることに協力するとともに、
次世代を担う子どもたちの育成にも関わりたい。
宇宙旅行をする民間の人が増えてきているので、
『水先案内人』として活動できたらいいと思います。
とも話されており、YouTubeでも宇宙での生活の様子も公開されています。
また、東京大学の特任教授に就任した際には
宇宙で暮らすことがヒトの内面世界にどのような変化を与えるかを
当事者研究の立場で探索していきたいと考えています
ともコメントしており、新しい側面での研究にも興味があるのかもしれませんね。
アメリカではNASAの宇宙飛行士が引退後に、宇宙ベンチャーに参画して宇宙開発に取り組むケースもあるのだそう。
宇宙飛行士としての経験や知識を生かして再出発というのも夢があっていいですね!
野口聡一は何がすごい?
野口さんと言えば日本人としては5人目の宇宙飛行士で3度の宇宙飛行を経験。
3種類の宇宙船に搭乗したのは史上3人目の宇宙飛行士なのだそう!
これだけでもすごいですが、野口さんは数々の功績を残していて
2010年
2月国際宇宙ステーションと日本実験棟「きぼう」のメンテナンスと各種実験を実施。
衛星間通信システムと本格稼働させて筑波と交信。
3月にはロボットアームを設置することできぼうの整備と基本構成を完成させた。
4月に宇宙滞在時間が159日10時間46分を超え日本人最長に。
2020年
「クルードラゴン」に乗り交際宇宙ステーションに長期滞在。
通算で335日17時間56分となり日本人宇宙飛行士で2番目に。
このミッションで「15年のブランクを経ての再度の宇宙船外活動」
「滑走着陸、地上へのパラシュート着陸、海上への着水の3つの異なる手段での地球への帰還」
2つのギネス世界記録を獲得。
1970年の大阪万博に訪れた際に「月の石」を見たことがきっかけで宇宙を目指した野口さん。
そこからこうして功績を残し次世代につなげようとしているのが凄いです!
まとめ
宇宙飛行士の給料や退職金は思ってたよりも現実的。
事故などでの死亡リスクもあるのに思ったよりも少ないな・・・と感じた人は多いかもしれませんね。
それでも数々の功績を残し、次世代を担う若者の育成と新しい側面での探求を目指し
JAXA退職後に教授として再出発をし今も活躍される野口さんはすごいですよね!
今後もさらなる活躍を期待しています!