2月7日ノルディックスキー・ジャンプ混合団体が行われましたが、選手が着用していたスーツの規定違反による失格者が続出し、日本代表選手の高梨沙羅選手もそのうちの1人となっています。
このスーツ規定違反に疑問の声が相次いでいますが、一体どういうことなんでしょうか?
詳しく見ていきます!
高梨沙羅のスーツ規定違反ってなに?なぜ失格に?

スキージャンプの混合団体は今大会新種目でした。男女2人計4名がノーマルヒルで飛び、チームの合計点で競います。
日本は1回目の1人目に高梨沙羅選手が飛びました。103メートル・124.5メートルの大ジャンプ。
しかし、その後しばらくして「失格」という結果に・・・・。
え?どういうこと?どうして?と、謎が起きました。
これが原因だったのです。
規定違反となり、高梨沙羅選手は大ジャンプを飛んでいたにもかかわらず失格に。
国際スキー連盟(FIS)の規則
直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする
出典:日刊スポーツ
スーツだけではなく、下着も含めて規則が細かく定められているみたいです。
選手が飛ぶ前にスーツチェックは一度行われ、そこで違反がないか確認されます。
さらに飛んだ後、ランダムに選手を選んで再度チェックされます。ここで高梨選手が失格となりました。
しかし、規定違反で「失格」となるのは珍しいことではないようです。
○試合を重ねていると、選手の体型の変化がおきてしまう。
○試合前に筋力トレーニングをし、筋肉が張った状態でスーツを着用し出場するが、空気が乾燥していると体内の水分が放出されやすくなり、寒さで筋肉が縮みやすくなる。
このような原因で、スーツの数センチの規定違反がおきてしまうことがあるようです。
では、なぜスーツが大きいといけないのか?
ですので、試合が公平に行われるためにもルールが定められるというわけです。
男子なら体に対してプラス1〜3cm・女子は2〜4cmが許容範囲。
当時行われていた環境としては、標高1600メートル以上・氷点下15度を下回る極寒でした。
乾燥によって体内の水分が放出され、筋肉の萎縮によるサイズ変化が今回の高梨沙羅選手のスーツ規定違反の原因なのではないかと言われています。
他の日本選手も、体重が減りその管理をするのは普通の標高よりも難しかったと話されています。
たかが+2センチ、されど2センチ・・・・・。
飛ぶ前にルール通りのスーツであれば問題ないのではと素人からすると思ってしまいます。
とはいえ、スーツを用意するのはスタッフ側なので、今回の件は高梨沙羅選手自身のミスではないように思えます。
選手は用意されたスーツをそのまま着て飛びます。
標高が高くて寒さが厳しいところでしたが、スーツはスタッフのチェックミスだと、横川ヘッドコーチは発していました。
高梨沙羅選手への温かい言葉
news every.藤井アナの言葉
これにはSNSで藤井アナの言葉がトレンド入りになるほど、高梨沙羅選手へのメッセージが感動を呼びました。
そして、そのメッセージに共感する方多数です。
もはや全国民が同じ想いなのではないかと思います。
まとめ
今回は、高梨沙羅選手のスーツ規定違反とはどういうことかまとめました。
高梨沙羅選手のスーツの太ももあたりが、規定よりも2センチ大きかったことが規定違反となり失格になったようです。
これには見ている素人からすると全然納得がいきませんが、それほどシビアな世界なのかとも改めて感じさせられました。
ぜひこの記事を参考にしてみて下さいね!