ワールドカップで大活躍を見せ、チームを準決勝に導いたクロアチアのルカ・モドリッチ。
35才でありながら今が全盛期のようなプレーを魅せつけ注目を浴びています。
そんなモドリッチの性格が”ビネガー”だと話題になっていますが
一体ビネガーとはどういう意味なのか、モドリッチのすごいプレースタイルと共に
モドリッチに人柄や経歴などについてまとめてみました!
モドリッチの性格はビネガー!?

モドリッチと検索すれば「優しい」「いい人」などのポジティブな評判の多いモドリッチ。
日本語にすると酢ですがスラングの由来まではわかりませんでした・・・
しかし、評判や後ほど紹介する名言などを聞いていても怒りっぽい、不機嫌とは思えませんよね。
スペイン人の特徴として楽天的で陽気な性格の方が多いようなので、
そんなスペイン人からすると寡黙なモドリッチは不機嫌にみえるのかも?
しかしこんな表情も見せるモドリッチ、経歴なども踏まえるとシャイで控えめな性格なのかなと思います。
モドリッチのプレースタイルの凄さについて

万能型ミッドフィールダーと言われるモドリッチ。
その呼び名の通りオールラウンダーな活躍が特徴です。
・中盤を支配する圧倒的技術
・優れた戦術眼
・強烈なミドルシュート
これらがモドリッチが万能選手たる理由です。
それぞれ詳しく見てみましょう。
中盤を支配する圧倒的技術
トラップ、パス、シュートどれも一級品なモドリッチ。
ドリブルでは相手をいなすだけでなく、抜群のコントロールで背面の相手を嘲笑うようにかわしたり
攻め立ててくる相手に対して2連続また抜き切るなど、華麗なプレーを魅せ付けます。
要所でみせる相手を翻弄するボディフェイント、キックフェイントも地味ながらもかなり効きますよね!
そして忘れてはいけないアウトサイドキック。
アタランタ戦ではフリーキックをアウトサイドキックで放つなんて離れ業もありました!
優れた戦術眼
しかしモドリッチの評価点は技術ではなく戦術眼なのだとか!
試合を通して相手の弱点を見極め、最適な攻撃を見つけ出します。
セリエAお馴染みの実況者細江氏も、アタランタを応援する側として
「アタランタにとって最も恐ろしいのは、モドリッチに試合中にアタランタの弱点を見抜かれること」
と語り警戒していました。
ピッチ上の監督とも言われるモドリッチは自分だけでなく味方も動かして試合を有利に動かします。
モドリッチがいるといないとではチームの動きは大違いです。
強烈なミドルシュート
モドリッチの小柄な体格からは考えられない程、強烈に放たれる矢のようなミドルシュート。
体の使い方が上手なため、フィジカルに頼らないボール運びができるのだそうです。
そのあり得ない程の初速で飛び出すシュートはモドリッチ砲とも呼ばれ、
バズーカのようにゴールめがけて放たれます。
モドリッチの名言について
圧倒的技術や戦術眼をもちながら、驕ることもないモドリッチ。
クロアチア人初のバロンドールにも選ばれました。
そんな彼の名言、格言をいくつか紹介します!
The most important thing is to never give up, never give in to circumstances,
believe yourself, and to soldier on, no matter what’s in your way.
最も重要なことは、どんな時でも決して諦めず、状況に屈しず、
自分を信じて、戦士であることだ。
戦争時代を生き、それでもサッカーの技術を磨き続けた彼だからこその説得力です。

お前の不安がみんなに伝わる。
お前の悪いところは完璧を求めすぎるところだ。
完璧な人間なんていない。恐れるな。
キーパーは孤独だからね
チームの守護神であり、小さなミスが失点に直結するゴールキーパー。
孤独でかなりプレッシャーのかかるポジジョンですよね。
チームメイトに寄り添い気遣った声掛けのできるモドリッチ。
プレッシャーには変わりませんが、それでも無駄な緊張はほぐれて適度にのびのびとプレー出来そうですよね。
チームメイトからの信頼が厚いのもこういうところですよね!
2022年12月10日のワールドカップ、ブラジル対クロアチアではPK戦の末に4-2で勝利を収めたクロアチア。
PKを止められ泣き崩れるロドリゴ選手に対しても
これできっと強くなる、それでいいんだ。
大丈夫。誰もが失敗する。
と抱きしめ励ましました。
2008年のトルコ戦で自身がPKを外した際のことを回顧し、力を与えたとのことです。
きっと過去の悔しい経験を糧にモドリッチ自身も研鑽を重ねてきたのだろうと想像できる名言ですね。
モドリッチのwiki経歴プロフィール

ルカ・モドリッチ
愛称:バルカンのクライフ、巨匠、鳥
国籍:クロアチア
出身地:ユーゴスラビア ザダル
生年月日:1985年9月9日(37歳)
身長/体重:172cm/66.2kg
1985年
旧ユーゴスラビアのザダル郊外のモドリッチという村で生まれる
1991年
クロアチアが独立宣言をし、クロアチア紛争が始まる。
祖父をセルビア軍に殺害され、戦争難民として難民が暮らすホテルに家族と仮住まい。
6歳のモドリッチはホテルの駐車場でサッカーに熱中する。
ファンだったズミニール・ボバンの所属するACミランでのプレーを夢見る。
10歳の頃にトライアルをうけるも華奢な体格とパワー不足により不合格。
地元クラブの下部組織に入団。
その後16歳でディナモ・ザグレブの下部組織に移籍。
18歳でトップチームに昇格して10年のプロ契約を勝ち取る。
故郷にアパートを買い、一家の難民生活にピリオドを打つ。
国内クラブへ2年間のレンタルを経て、3連覇と国内カップの獲得に貢献。
年間最優秀選手に選出されブレイク。
2008年にイングランドのトッテナムに移籍
クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場に貢献し、ベスト8に。
この活躍でレアル・マドリードが獲得に興味を示すもトッテナムは拒否。
レアル加入を夢見たモドリッチは練習をボイコット、トッテナムも罰金を課すなどし
関係が崩れ、2012年にレアル・マドリードへの移籍が決まった。
加入当初は順応に苦しんだものの、今ではレアルの縁の下の力持ち。
中盤の絶対的存在として君臨しています。
2017年にハメス・ロドリゲスが退団してからは背番号10を託され、攻撃の要としてチームを支え
史上初のチャンピオンズリーグ3連覇にも多大なる貢献をし、
世界最優秀選手に贈られるバロンドールにクロアチア人で初めて選出されました。
サッカーW杯は以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!



















まとめ
戦争に巻き込まれ難民として過ごした少年時代がありつつも
決して境遇に諦めることなく努力を続け世界で活躍する選手となりました。
性格はビネガーと評されるもシャイで控えめな方なのではないでしょうか?
かなりの人格者で勇気づけられる数々の名言も必見です。
今後はJリーグにくる可能性もあるようですので
さらなる飛躍を期待したいですね!