【耳をすませば】その後は?続編と原作小説の結末について!(閲覧注意)

2022年の10月14日に「耳をすませば」の実写映画の公開が決定しました。

スタジオジブリの人気作でもある恋物語の「耳をすませば」。

なんと「耳をすませば」にはその後が描かれた続編(漫画)や原作小説が存在しています。

今回発表された映画はアニメ「耳をすませば」のその後が描かれているのか?続編や原作の小説の結末を探っていきます。

目次

【耳をすませば】その後は?続編と原作小説の結末について!

 漫画と小説はほぼ同じ内容となっており、原作漫画は柊あおいが1989年にコミック誌「りぼん」にて発表した青春恋愛漫画です。

主人公である女子中学生の月島雫が、夢に向かって生きる男子中学生の天沢聖司に思いを寄せていくストーリーです。

今も根強い支持を集めており、地上波でもたびたび放送されています。今回の続編と原作小説の結末についてまとめていきます。

2人は結婚したのか?

 最も皆さんが気になるのはやはりこの二人についてではないでしょうか。雫と聖司は結婚したのか。

 映画のラストには聖司は雫に将来結婚しようとプロポーズした後、「雫、好きだ!」と抱き着いてエンドロールが流れています。この終わり方となれば二人は確実に結ばれていると考えるファンの方が多いでしょう。

では実際に「耳をすませば」の続編ではどのように描かれているのでしょうか。

実は二人の将来についてはまったくと言っていいほど描かれていませんでした。

続編は1巻のみであり雫の進路についての部分が書かれているのみでした。

ジブリ側からも正式な発表はないため、彼らのその後についてはご想像にお任せということになるのでしょう。

私自身の解釈としては、二人は結婚し幸せに暮らしていると思っています。

宮崎駿監督はこのようにコメントしています。

『耳をすませば』はここまでは言える、ここから先のことについては触れないでおこうと、はっきり線を引いて作っています。そのとき触れなかったものが『もののけ姫』の中にある部分なんです。僕はコンクリートロードの中で暮らしている人間たちが、どういうように生きていくかというときに、別に新しい生き方があるわけじゃない、クラシックな生き方しかないと思っていますので、そういう生き方でいいんだという指摘をし、そういう生き方をする人にエールを送りたかったのです。そして、自分たちが生きている世界はこういう世界なんじゃないかということを示したかった。順番は逆になりましたけど、『耳をすませば』も『もののけ姫』も、そういうことで作っています。

出典:宮崎駿監督の著書『折り返し点―1997~2008』

ネットでの意見は分かれてしまう意見のほうが多いようです。

雫は小説家、聖司はヴァイオリン職人になった!?

 雫は高校卒業後、無事小説家として活動しているようです。

ジブリ映画の「猫の恩返し」は雫の書き上げた作品ということになっています。「猫の恩返し」と「耳をすませば」の二つの作品に数々の共通点が多いのは、雫の作品であることが大きな理由であることが分かります。

雫は小説家として活動していますが、聖司はヴァイオリン職人にはなれませんでした。

というのもそもそも原作漫画では聖司はヴァイオリン職人を目指しておらず、画家になることを夢見ています。

映画の中で大きなテーマとして掲げられている「若者が夢を追いかける」ということが画家という夢でなく、より職人としてのイメージの強いヴァイオリン職人という夢に変更する理由になったのではないかと考えます。

聖司は高校へ進学せず、再びイタリアへと旅立ったことが当時の映画のパンフレットで書かれています。自ら厳しい道へと進んでいった聖司。彼がヴァイオリン職人として大成していると私は思っています。

杉村君と夕子さんは付き合った!?

映画の中で夕子は杉村に好意を抱いていましたが、杉村は雫に好意を抱いていました。のちに杉村は、雫に告白しますが、友達としてしか見られないと断られます。

結局、杉村と夕子が映画のシーンの中でかかわっている様子はあまり見られませんでした。しかし、映画のエンドロールにこの答えのような描写が登場します。

「カントリーロード」が流れ始めたところで杉村と夕子が登場し、待ち合わせをして仲良く歩いていく姿が映し出されています。ただの登場人物の出演というわけではなく、この二人で歩いているという部分が二人の関係を表していると思います。

結果として、二人は付き合ったということでしょう。

その後が閲覧注意と言われるのはなぜ?

「耳をすませば」のその後が閲覧注意だと検索すると多くの記事が出てきますが、得に閲覧注意である情報はありませんでした。

おそらく、「耳をすませば」のその後に聖司と雫の二人が破局すると予想した人の考えが広まり、ファンにとって閲覧注意の内容ということにされたのだと思われます。

 実写映画では10年後の世界を描いたものですので、そこでこの答えが分かるのでしょう。

「耳をすませば」のトリビア

「耳をすませば」には様々なトリビアが存在します。その中で少し驚くようなものを紹介しようと思います。

・となりのトトロ

雫が学校の図書館で本を探すシーンに「となりのトトロ」のトリビアが隠されています。

なんと背表紙にTOTOROと書かれている本が登場します。本棚を見上げている雫の首元辺りにおいてありますのでぜひ見てみて下さい。

千と千尋の恩返し

図書館の本についてもう一つトリビアが隠されています。聖司が図書館で読んでいた「霧の向こうのふしぎな町」という本は「千と千尋の恩返し」の原案の一つとされている児童文学です。

 「耳をすませば」は「千と千尋の恩返し」より前に公開された映画なので、この本の登場は「千と千尋の恩返し」が映画化される伏線になっていたといえるでしょう。

耳をすませばについては、以下の内容も検索されています。ぜひ参考にして下さいね!

まとめ

作品公開から22年の時が経つ今も根強い人気を誇る「耳をすませば」

実写映画の公開ということで、振り返りも含めいろいろと読み解いてみました。それぞれのその後や関係がどうなったのかなど解釈は様々です。

22年たった今、もう一度観てみると別の見方ができるかもしれません。

実写映画を楽しみに待ちましょう。

ぜひ、この記事を参考にして下さいね!

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