以前からニュースでよく聞く給付金10万円の2回目ですが、11月19日に経済対策の閣議が決定され、確定しました!
どんな内容でしょうか。詳しくみていきます!
特別定額給付金10万円の2回目はいつになる?対象者は?
ニュースで話題になっている特別定額給付金10万円ですが、内容が二転三転していました。政府が大型経済対策として2回目の給付金の案は以下のような内容で決定しました。
・給付金が支給されるとしたらいつ?→現金5万円を年内に支給。春までに残り5万円をクーポンで支給。
・2回目給付の対象者は?→18歳以下の子供(0歳〜高校3年生)、約2000万人
※児童手当の仕組みを利用するので、高校生は申請が必要
※高校に進学していない若者も含める
現金給付について具体的な進展があり、各党が以下のような案になります。
公明党 | 自民党 |
---|---|
選挙の公約で挙げた「一律」の考え。 案として、一律給付金 現金にこだわらずクーポン・ポイントの組み合わせも | どこまでが本当に子供に対して必要なのか議論が必要。 案として、所得制限を設ける 年収960万円や1200万円を越える世帯は除外 |
各党の案がある中で、2度目の協議から合意して決定された内容が以下になります。
・現金5万円を年内に支給
・春までに残り5万円をクーポンで支給
・年収960万円の所得制限
※加えて上記とは別に住民税非課税世帯など生活困窮者へ別途支援として、1世帯10万円を現金で支給を行う。
スピード感からいうと一律の方が手間もなく早く支給が可能ということで、所得制限は設けないというのが以前の案でしたが、困窮者に手厚くするという意味でも、所得制限を設ける話はやはり出てきたみたいです。
なぜ、公明党は所得制限を設けることに合意したのでしょうか?以下の内容になります。
しかし、ここに不満の声が上がっています。
例えば夫婦・子供2人の4人家族でお父さんが年収970万円、お母さんの年収が0円、世帯年収970万円→給付金は0円です。
一方夫婦・子供2人の4人家族でお父さんが年収950万円、お母さんの年収950万円、世帯年収1900万円→給付金は20万円になります。
所得制限960万円以下で対象でも、世帯年収で見ると大幅に超えている場合も考えられるので、不公平となってしまいます。
ですが、一早い支給となると児童手当と同じ960万円のボーダーラインは避けては通れないようです。
給付金10万円についていろんなお声があります。
そもそも給付金について不満の声もあります。
そして、この財源は2兆円とされていました。
子育て世帯にとっては大変有難い話ではありますが、この財源は将来的に増税につながったりと、将来の子供たちに負担がかかる不安の声もあったりします。
嬉しい反面将来の不安もあったりと複雑に感じてしまう今回の給付金です。

子育て世帯には本当に有難いです。確かに未就学児はまだそれほどお金はかからないのですが、習い事やイベント行事(七五三、入学卒業準備等)といった出費は多いので支援策は助かりますよね、確かに将来に不安はありますが!!
クーポンはどこでどんな風に使える?
現金5万円の給付とクーポン5万円の配布とのことですが、クーポンはどうやって使えるのでしょうか?
2通りの案
・紙クーポン→対象の小売店にて使用(自治体が指定したお店でしか使用できない)
・デジタルポイント付きID→デジタルポイントで専用の通販サイトにて使用
デジタルの案が出てきたのも、そもそもクーポンを配布することに事務経費が900億円超になるからです。ただ、デジタルにしてもシステム設定など手間がかかります。
11月の閣議決定では、現金とクーポンで合わせて10万円の給付金という内容でしたが、地方自治体の実績に応じてクーポンの5万円分も、現金給付も可能とするということで決められました!
既にクーポンも現金とされる自治体が出てきています。



クーポン利用を子供関連の店にすると自治体が店を選別しないといけないなど、いろいろ労力もかかるみたいです。行政にとっても市民にとっても迅速に支給できるのは、やはり現金ですね!
特別定額給付金2回目の対象者は子供だが、その他は?
現金10万円給付は18歳以下が対象になりますが、その他の全国民に対しては今回何も支給がないのでしょうか?
支援策として新たなマイナポイント付与の内容が以下で決定されました。
最大2万円分のマイナポイント付与
・新たにカード取得(最大5000円分)
・健康保険証として利用登録(7500円分)
・預貯金口座と紐付け(7500円分)
この案の目的もマイナンバーカードを普及させるのと同時に、それを通じて消費の拡大も図っていきたいとのことです。
なぜならば、マイナンバーカードの交付率が全国で39.2%とまだまだ低いからです。
そもそもマイナポイントとは?なんでしょうか。
健康保険証として利用登録はどうやって?
準備するもの→マイナンバーカードと暗証番号
登録方法→ご自身のスマートフォンのアプリやセブン銀行ATM
約5〜10分で登録が完了されるので簡単です。
健康保険証として登録するメリット
・転職や引っ越しした際にもデータが残るので、そのまま使える。
・過去に処方された薬が簡単にわかる。
ただし、ここで問題なのが利用できる医療機関としては全国で約9.8%とまだまだ普及されていないとのことです。
この施策が実現されるとするならば、対象の医療機関も増えてくる可能性はありますね。
預貯金口座紐付けはどうやって?
ウェブなどで登録できるシステムを整備中なのでまだできていません。来年度中の開始を目指している段階です。
預金口座紐付けのメリット
年金・給付金・児童手当など手続きが楽になり、給付までのスピードが上がる。



マイナンバーを全国民に所持してもらう目的は、税の公平な分配のために預金を紐づけることで国が税を把握するということなので、マイナンバーの様々な紐付けは今後行われる可能性大です!
まとめ
今回は、定額給付金10万円の2回目はいつになるのか、その対象者は誰なのか、その他に何か策はあるのかということについてまとめてみました。
19日に閣議決定されたので、実現されるのも間近となりました。
ヤフーニュースでも頻繁にこの話題は掲載されているので、皆さん要チェックですね!
ぜひ、この記事も参考にしてみて下さい!